太陽光発電について>省エネ助成金情報
太陽光発電の電力量は日射量が多いほど高くなります。日射量とは太陽から得られるエネルギー量を表したものです。気象庁のアメダス観測地点801ヵ所の過去30年間(1961~1990年)の日射量平均値のデータベースでみると、札幌は東京よりも年間平均の日射量が多く太陽の光を電気に変える効率は高いといえます。また、「パネルに雪が積もるので、北海道では不向きでは?」と言われますが
、積雪対策としてはパネルに傾斜をつけることで対応しています。パネル面の温度が2度下がるごとに発電効率が1%アップすることからも北海道の冷涼な気候に適したシステムと言えるでしょう。
東京(府中) | 平均日射量 |
太陽光容量 kw |
月次発電量 kwh/月 |
1月 | 2.91 |
4 | 276.0kwh |
2月 | 3.24 |
4 | 277.6kwh |
3月 | 3.64 | 4 | 326.1kwh |
4月 | 4.13 | 4 | 358.1kwh |
5月 | 4.69 | 4 | 420.2kwh |
6月 | 3.90 | 4 | 318.2kwh |
7月 | 4.03 | 4 | 339.8kwh |
8月 | 4.51 | 4 | 380.3kwh |
9月 | 3.10 | 4 | 268.8kwh |
10月 | 2.94 | 4 | 263.4kwh |
11月 | 2.65 | 4 | 229.8kwh |
12月 | 2.80 | 4 | 265.6kwh |
年間発電量 | 3727.4kwh | ||
年間平均日射量 | 3.545 |
札幌 | 平均日射量 kwh/m2・day |
太陽光容量 kw |
月次発電量 kwh/月 |
1月 | 2.02 | 4 | 191.6kwh |
2月 | 2.88 | 4 | 246.8kwh |
3月 | 3.96 | 4 | 354.8kwh |
4月 | 4.64 | 4 | 402.3kwh |
5月 | 5.17 | 4 | 463.2kwh |
6月 | 3.58 | 4 | 439.0kwh |
7月 | 5.02 | 4 | 423.3kwh |
8月 | 4.57 | 4 | 385.3kwh |
9月 | 4.05 | 4 | 351.1kwh |
10月 | 3.01 | 4 | 269.7kwh |
11月 | 1.95 | 4 | 169.1kwh |
12月 | 1.60 | 4 | 151.8kwh |
年間発電量 | 3851.6kwh | ||
年間平均日射量 | 3.6875 |

太陽光発電システムは、に必要な機器は太陽電池パネルだけではありません。実際に家庭内の電力として使用するためには以下のような装置が必要になります。
●太陽電池モジュール |
太陽の光エネルギーを電気に変換する装置 |
●接続箱 |
太陽電池からの直流配線を1本にまとめパワーコンディショナーに送るための装置 |
●パワーコンディショナ |
太陽電池で発電した直流電力を、家庭で使える交流電力に変換するための装置 |
●分電盤 |
家の配線に電気を分ける装置 |
●電力量計 |
電力会社に売った電力や買った電力を計量 する装置 |


機器設置工事(太陽電池モジュールなどの機器)と取り付けた機器の電気配分を行う電気配線工事があります。システムの規模や設置条件、
気象条件にもよりますが、大体2~3日で完了します。また、電力会社との電力の売買契約の完了までには約1ヶ月ほどかかります。

機器・工事費を含めて、1kWあたりの平均設置価格は69.6万円です。ただし実際の設置費用は、モジュールのタイプ、屋根の種類や形状、面積、新築、既築を含む設置条件等の違いによって金額に幅があります。詳しくはお問合せください。
図:太陽光発電システム設置価格の推移
1kwあたりのシステム価格(万円/kw)
出典:財団法人新エネルギー財団


太陽光発電システムはすでに多くの方が導入されている実績のあるシステムです。
しかし、設置にはまとまった費用がかかったり、長く使用するものなので簡単には決められないというもの無理はありません。
設置を計画されている方は、まず次のようなことをチェックしてみましょう。
1.太陽光発電についての基礎知識を調べる
インターネットやイベント、メーカーのカタログなどを利用し、太陽光発電システムについての一般的な知識を身につけましょう。
2.自宅の屋根の形状や光熱費について調べる
太陽電池モジュールを設置する屋根の面積や形状、方位、傾斜、周りに太陽を遮るものはないかのチェックを。月々の光熱費やご自身の生活パターンの確認なども行いましょう。
3.発電量のシュミレーション
自宅に設置した場合どれくらいの発電量が期待でき、電気代がどの程度節約になるのかをシュミレーションしてみます。
4.資金について検討する
太陽光発電システムの設置に際しては、様々な支援制度があります。国や自治体の補助制度、住宅金融支援機構の割増融資、メーカーや販売会社が提供する低金利のローンなど、負担を軽くするためにどのような制度があるのかを調べましょう。